2016年12月26日月曜日

自作三昧の年末に!こて先をリフレッシュしましょう

こんにちは。
齋藤薫です。


日が短くなったにも関わらず日中は暖かい日続いておりますが、
体調崩しておりませんでしょうか?




今週のサンデンは、


前回、私が投稿させて頂いた週間サンデンにて、以下のハンダがのらない要因から、こて先の交換方法をご紹介致しました。

1. はんだに含まれる錫(Sn)と、こて先の鉄メッキが合金となりハンダ中に溶け込み侵食していくことでこて先に穴があく



2. こて先のはんだメッキ部分が剥がれ、その下の鉄メッキが露出し、こて先がぬれなくなる




3. ヒーター挿入部の表面が酸化し、熱伝導率が悪くなる(コンポジットチップという、こて先とヒーター、センサーが一体になったもののみ)


今回は
2. こて先がぬれなくなる


ハンダがのらなくなってしまう原因の多くはこちら。

また、はんだこてを使うにあたり、酸化物が付着した事ではんだが乗らない状態になってしまうのをご存知ない方も少なくありません。
このような状態になった場合、こて先を再度、ハンダメッキコーティングする必要がございます。

その時に使用するメンテナンスグッズがこちら!

こちらを使う事によりハンダののりが復活!



今回はこの「チップリフレッサー BS-2」の使い方を動画にし、ご紹介致します!
この動画、
通常のこて先の場合酸化した場合チップリフレッサーBS-2を使う
酸化したこて先が通常と同じこて先の状態に復活!

といった順に紹介しておりますのでご覧ください!
行程の詳細はこちらになります。
1.リフレッシュ作業に最適なこて先温度は300360です。
2.
こて先をTipリフレッサーに擦りつけます。
3.
こて先にハンダをつけ、コテ先をコテ台の耐熱スポンジできれいに拭い取ります。
4.
こて先にはんだをつけ、こて先のリフレッシュ完了です。
(
はんだがのりにくい場合は、2.3.を繰り返してください。)


注意:Tip リフレッサーがこて先に残った状態でプリント基板にはんだ付けを行うと、Tip リフレッサーがプリント基板に付着し、基板を腐食させるおそれがあります。Tip リフレッサー はこて台のスポンジで完全に拭い取ってください。



長期休業中に自作を行う方はメンテナンスもお忘れなく!

以上、今年最後の週刊サンデンでした。
それでは皆様、良いお年を~!

お問合せは下記まで!
TEL03-3253-9351

齋藤薫でした。



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